健康のため、美容のために、ダイエットをしている方も多いですね。
カロリーを計算し、必要な栄養をしっかり摂り、運動も取り入れた無理のない理想的なりダイエットなら髪の毛に悪影響を及ぼすことはありません。
問題は、食事を抜いたり同じものだけを食べ続けるような過激なダイエット。
身体にとって髪の毛は生命活動を維持するうえでそれほど重要度の高いパーツではないため、過度なダイエットによって栄養が不足し危険を察知した体がまず最初に切り捨てるのは髪の毛です。
つまり過激なダイエットの影響は必ず髪の毛に悪い形で現れます。
結果的に体重は落ちたけれど、髪の毛がパサパサで抜け毛も増えた…となってしまっては元も子もありませんね。
それでは今回は過激なダイエットがなぜ髪の毛にマイナスなのかをご説明しましょう。
目次
ハードなダイエットは髪の毛がパサパサになりツヤも減る
食事抜きダイエットや○○ダイエットなど食事を極端に制限するダイエットは、体重減の効果が出やすい方法の一つ。
しかしそこには大きな落とし穴があるのです。
栄養不足になる
食事を抜いたり、同じものだけを食べ続けるような過激なダイエットは、即、栄養不足となります。
それは体だけでなく髪の毛にとっても同じ。
タンパク質を抜けば、その分、髪の毛の原料不足となり、健やかな髪の毛が作れるはずはありません。
また、ビタミンやミネラルも不足することで、髪の毛を作ることがさらに難しくなります。
既に生えている毛にも十分な栄養がいきわたらなくなる上に、脂質を抜くことで頭皮を守る皮脂も十分に分泌されなくなり、頭皮の乾燥が起こり、髪の毛もパサパサ・ぼさぼさに。
そして抜け毛も増え、頭皮が透けて見えるくらいにまで髪の毛の本数が減ってしまいます。
ストレスが溜まる
食事を制限するダイエットは供給をシャットダウンするので、必然的に、現在身体に余っている余剰のものを使わざるを得なくなり、体重減の効果が最も表れやすいダイエットといえます。
しかし、その分「食べたい!」という本能を必死でおさえなければならず、周囲のあまい誘惑にも抗い続けなければなりません。
それは想像以上にストレス。
「やせたい」という意志の強い方なら、そういった欲求を押さえつけることもできるでしょう。
が、ストレスは目に見えるものではないので、本人は平気と思っていても実は非常に強く精神に負担を掛けていることもあるのです。
そういったストレスは、交感神経を優位にさせ、身体を常に緊張させ、睡眠不足や肩こり、イライラ、精神の不安定など様々な弊害を心身に引き起こします。
それは髪の毛にとっても同じように悪影響を与えます。
血管が収縮することで血流がスムーズに流れなくなり、血行不良となります。
そもそも運ぶべき栄養を食事から摂っていないので、髪の毛や頭皮に回す栄養も十分にまわってきません。
また、頭皮は緊張によって固くなり、さらに頭皮環境も悪化。
その結果、髪の毛がよわよわしくなり、ヘアサイクルも乱れて抜け毛が増えてしまうのです。
髪の毛に優しいダイエットとは?
それでも痩せたい!と思う方は、髪の毛に負担を掛けないダイエットにチャレンジするのが良いでしょう。
目標は1カ月4kg減以内で
1ヶ月に○kg痩せたいと最初に目標を立てるときに、無理な目標をまず立てないことが重要です。
自然な体重減の目安として一ヶ月4kg以内にすると良いでしょう。
さらに自然に痩せたいのなら、1カ月2kg程度で十分。
無理のない目標を立てれば、カロリー計算だけでもしっかり体重を減らすことが出来ますし、自分に必要以上に負荷やストレスを掛けることもありません。
運動メインのダイエットにする
ダイエットの運動ときくと、ハードなトレーニングを想像する方も多いでしょう。が、ムキムキになりたいのでなければそんな必要はありません。
女性の場合、もともとの筋肉量が少ないことで基礎代謝が低いことが問題なので、有酸素運動で効率よく軽めの運動を続けることで徐々に適度な筋肉が全身につけていきましょう。
筋肉が付き基礎代謝が上がれば、何もしない時でも消費するカロリーが増えるため、自然と通常の食事をしているだけでも体重は減っていきます。
そしてそれを落とさないよう、有酸素運動を継続すること。
運動をし続けることで血行も良くなり、栄養や酸素もしっかり頭皮や髪の毛に回るようになり、しっかりと芯のある美しい髪が育っていくはずです。
まとめ
過激なダイエットでひとまず目標体重減という成果が出たるころには、既に髪の毛や頭皮は深刻なダメージを受けており、ダイエットをやめても抜け毛が止まらず、毛が細くなり、パサつき弱々しい髪の毛しか生えてこないという症状が続くことでしょう。
無理なダイエットでダメージを受けた髪の毛や頭皮が、以前の状態に戻るにはかなりの時間を要します。
なので、ダイエットをするなら髪の毛や頭皮のことも考えて無理のないようにおこなってください。
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