ツヤやかでしなやかな美しい髪は女性にとって大きな武器となるものです。
しかし、気が付けば髪の毛がチリチリして見ただけでわかるダメージヘアになってしまい、手の施しようがないという状態まで悪化してしまっている女性も少なくありません。
お手入れの行き届いていない髪の毛は、女性としての評価を大きく下げてしまうマイナス要素となる危険な状態。
今回は、女性の見た目を大きく劣化させてしまうチリチリヘアーになってしまう原因と修復方法についてご紹介します。
目次
髪の毛がチリチリになってしまう5つの原因
まず、なぜ髪の毛がチリチリになってしまうのか、考えられる5つの原因についてみていきましょう。
原因1:パーマやカラーリングが断トツ
髪の毛が傷む原因として最も大きなものが、繰り返し行うパーマやカラーリングです。
パーマやカラーリングで使われる薬剤は、髪の毛のキューティクルを傷つけ・剥がし・髪の毛のタンパク質の結びつきを絶ち切ってガサガサの髪の毛にしてしまいます。
オシャレやイメージチェンジのためにパーマやカラーリングをよく行っている方は要注意。
やればやるほど髪の毛の表面を覆うキューティクルが傷み剥がれてしまい、どんどん髪の毛内部の栄養が流出してスカスカに・・・
それだけでなく、髪の毛の表面が無防備になることでさらに紫外線や空気の乾燥のダメージをダイレクトに受けて、髪の毛の状態をさらに悪化させてしまいます。
原因2:間違ったヘアケア方法
もつれた髪の毛をほぐさずに行う強引なブラッシング、ガシガシと髪の毛同士をこすり合わせるようにするシャンプー、洗髪後にタオルドライを十分にせずに行うドライヤー、あるいは洗髪後に髪を乾かさない自然乾燥など、間違ったヘアケア方法でも髪の毛が傷み、チリチリの髪の毛になってしまいます。
髪の毛の表面を覆うキューティクルが剥がれている状態は、外部の刺激から弱くなっている状態。
そこに摩擦や高熱、紫外線などが関わることで、さらにキューティクルが剥がれてしまい、ますます髪の毛がチリチリ化してしまいます。
原因3:加齢による髪の毛の劣化
美しい髪作りには女性ホルモンのエストロゲンが大きくかかわっています。
しかし、年齢を重ねると徐々にエストロゲンの分泌が減っていき、髪の毛が細く弱くなり、ハリやコシが失われてしまうことでチリチリになりやすくなります。
また、頭皮がたるんで毛穴が開いたりゆがんだりすることで、そこから生えてくる毛もうねって縮れてしまいます。
原因4:栄養不足やストレス
チリチリになった髪の毛は、キューティクルが乱れているだけでなく、一本の毛がまっすぐ同じ太さではなくて所々に細い部分や太い部分があることも少なくありません。
それは、その髪の毛が生えるときに栄養不足だったり強いストレスを受けていたりするなど、頭皮に十分な栄養と酸素が行き届かなかったせい。
食生活や精神状態だけでなく、睡眠不足が続いた時にも髪の毛は部分的に細くなり、チリチリ化しやすくなります。
原因5:産後のホルモンバランスの乱れ
産後の抜け毛のあと、生えてくる髪の毛がチリチリとしてしまうこともあります。
しかしこれは多くの出産後の女性が経験すること。
特に何もしなくてもホルモンバランスが整えば次第にチリチリヘアーではなく、きれいな髪の毛が生えてくるようになるので、この時期のチリチリはあまり気にしないようにしましょう。
キューティクルのダメージが原因のチリチリ毛の修復方法
髪の毛は死んだ細胞なので、自力でチリチリした部分を回復することはありません。
しかし、普段のお手入れで改善することは可能です。
オイルやトリートメントで補修
キューティクルが剥がれてもろくなったことがチリチリの原因である場合は、応急処置として、ヘアオイルやヘアトリートメントを使って十分な修復とカバーを行うことで、チリチリを改善することができます。
ただ断ち切られたタンパク質は元に戻りません。
あくまで応急処置なので、次に生えてくる毛がチリチリにならないよう気をつけましょう。
トリートメントなのですが、タオルドライした後に使う”洗い流さないトリートメント”をお使いください。
洗い流すトリートメント(シャンプー後に使うタイプ)も必用ですが、洗い流さないタイプのトリートメントはチリチリヘアーには必須!
または、自然のオイル(ホホバオイルがおすすめ)を使いヘアケアしてください。
シャンプーを良い物に替え次に生えてくる髪の毛を健康にしよう!
強い洗浄力のシャンプーを使っていると、髪の毛がダメージを受けたり頭皮が乾燥する原因となり生えてくる髪の毛も不健康に・・・
本気で髪の毛のケアを行うなら、洗浄力のやさしいアミノ酸系のシャンプーに切り替えましょう!
パーマやカラーリングを控える
縮れをなんとかしようと、さらにパーマをあてる人もいらっしゃいますが、それは逆効果です。
また、コテでまっすぐにしようとするのも同様です。
チリチリになった髪の毛は非常にもろく弱い状態。
そこにさらに薬剤や熱を加えるとブチブチと切れてしまうので絶対にパーマやカラーリング、コテは使わないようにしてください。
毛根の問題など髪の毛の生え方が原因のチリチリ毛の修復方法
皮脂汚れなどの毛穴づまりによって毛穴がふさがれたり、加齢によって毛穴の歪みやたるみが原因である場合、あるいはストレスや栄養などの問題で健やかでまっすぐな髪の毛を育てられずにチリチリになってしまう場合は、その原因を解消することが根本解決の近道です。
ヘアオイルで頭皮マッサージ
まず、髪の毛の生える毛穴の問題は、毎日の丁寧な頭皮ケアで改善できます。
毛穴づまりも加齢の場合も、シャンプーを行う前に頭皮のオイルマッサージをするのが効果的です。
ホホバオイルや椿オイル、オリーブオイルなどヘアケアに使えるオイルを適量手の平にとってなじませてから、頭皮を髪の毛の生え際から頭頂部に向かって優しくマッサージしながら揉みあげていきます。
頭全体をマッサージしたらホットタオルで巻き、30分~1時間置いたあとに、丁寧にシャンプーをし、しっかり洗い流しましょう。
オイルには毛穴に詰まった汚れを浮き上がらせる働きがあり、シャンプーでは落としきれなかった毛穴の奥の汚れも無理なく取り除くことが出来ます。
また、マッサージによって固くなった頭皮をほぐすことで血行が良くなり、酸素も行きわたり十分栄養が届くようになります。
その結果、毛穴も引き締まり毛穴の歪みも徐々に改善されていくことでしょう。
生活習慣を改善する
ストレスや栄養不足、運動不足による血行不良、睡眠不足などは、生命維持にさほど重要ではない髪の毛にすぐに悪影響を及ぼします。
まずは生活習慣を整え十分に髪の毛や頭皮にも栄養などがいきわたるよう、体に余裕を持たせるようにしましょう。
真っ先に行いたいのが食生活の改善です。
髪の毛をつくるケラチン(タンパク質)、亜鉛やビタミンEやコラーゲンなどの健やかな髪の毛を作り育てるために必要なビタミンやミネラルをバランスよく食べることが重要です。
急激なダイエットにより抜け毛などのトラブルが起こると、元の状態に戻すにはかなりの時間を要するので、くれぐれもチリチリヘアーにお悩みの方は過酷な食事制限などは避けるようにしてください。
最後に
紹介したヘアケアの中で特に大事なのが”洗い流さないトリートメント”を使う対策です。
使う場面は朝と夜の2回で、1回目が「シャンプー後、タオルドライした後」、2回目が「朝起きてヘアセットする際」になります。
使用する洗い流さないトリートメントは、ジェルタイプ・ミルクタイプ・オイルタイプの中からお選びください。
少し重ためのトリートメントの方が、チリチリヘアーの方にはおすすめです。
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