なんだか毛先が広がる、色が抜ける、毛が絡まるなぁと思っていたら、毛先に枝毛がいっぱい!!
ダメージヘアの代名詞といっても過言ではない枝毛は切るしかない!と思っている方も多いことでしょう。
たしかに既にできてしまった枝毛は直りません。そのためカットが必要。しかし、枝毛を切っただけでは問題解決していないので要注意なのです。
それでは枝毛だらけの毛先を修復する方法と、今後の対策方法をご紹介していきましょう。
目次
枝毛は髪の毛のSOSサイン!枝毛ができる原因を知っておこう!
毛先が二股、三股と分かれてしまう枝毛。この枝毛は髪のダメージを表す危険信号です。
なぜ枝毛が出来るの?
枝毛ができるメカニズムはとても簡単。
髪の毛は3層から作られ、外側からキューティクル(毛小皮)・コルテックス(皮質)・メデュラ(髄質)で構成されています。
キューティクルは外部の刺激から髪を守るとともに、内部のコルテックスやメデュラを保護し、栄養や水分が抜けださないようにしているとても重要な働きをしています。
まるでタケノコの皮やウロコのように並んでいるキューティクルが、なんらかの原因で剥がれてしまうと、内部が損傷してスカスカとなり裂けて枝毛となってしまうのです。
枝毛は自己修復しない
残念ながら、髪の毛は死んだ細胞の集まりなので、キューティクルが剥がれ内部から裂けてしまった枝毛が自分の力で元通りに戻ることはありません。
枝毛が出来てしまったら、その部分はカットするしかないのです。
「せっかく髪の毛を伸ばしたのに」・・・と、もったいないと思われることでしょう。
しかし、枝毛部分は切れやすいだけでなく色が抜けてバサバサと広がってしまうので、傷んだ枝毛だらけの髪を伸ばしても、美しいツヤのある髪にはなりえません。
それよりも、それ以上髪の毛のダメージが広がらないよう、カットして伸びてくる髪を丁寧にケアしたほうが良いのです。
枝毛のカットの仕方
枝毛は一度できてしまったら元に戻せないことはお分かりいただけたでしょうか。次にカットする方法についてみていきましょう。
枝毛の3センチ上をカット
「あまり短くしたくないな」・・・と、枝毛部分だけカットするのは間違いです。
枝毛が発生した部分だけでなく、その付近にもキューティクルの傷みは起こっています。いわばこの部分は”枝毛予備軍”
そのため、キューティクルが傷つき乾燥して裂けやすい状態になっている部分も同時に処理しておくのが安心なのです。
そこで、枝毛をカットする時には、裂け目の上部3センチほどから行うと良いでしょう。また、斜めにカットするとそこからはがれやすくなるので、断面が直角になるようにするのもコツ。
枝毛が髪全体にある時は
枝毛がまだ少ない場合は、目についたものを上記の方法でカットすれば良いのですが、髪の毛全体に出来てしまっているときには、思い切って全体をカットしてしまった方が良いでしょう。
それだけ髪の毛のダメージが全体に広がっているということなので、目についた枝毛を処理するのは膨大な手間がかかる上に、新たな枝毛が次々に出来てくるのでとても大変。
サロンで枝毛が気になるのでカットしてほしいといえば、美容師の方がきちんと整えてくれるので、おまかせしたほうが良いでしょう。
今後枝毛が出来ないようにするには?
今ある枝毛を処理した後こそが大事!
枝毛が出来ている時点で髪が傷んでいるという証拠なので、今まで以上にお手入れをしっかり行う必要があります。
枝毛ができやすくなっている時の対策法
枝毛があった髪の毛は刺激に非常に弱くなっています。そのため、
- 低刺激のシャンプーに変更する
- トリートメントをしっかり行う
- シャンプー時やタオルドライ時にごしごしと髪を擦らない
- 温風のドライヤーやアイロンを使い過ぎない
- 髪の毛を濡れたままにしない
- パーマやカラーリングは控える
- ブラッシングを丁寧に行う
ようにしましょう。
トリートメントで栄養補給&低刺激のシャンプーに変更は必須!
積極的に行いたい枝毛ケアがトリートメントケアとシャンプーの切り替えです。
トリートメントは洗い流さないトリートメントケアのことで、シャンプー後の髪に付けるヘアケアになります。
髪を乾かす前に付けることでドライヤーの熱から髪を守る効果、そして傷んだ髪を修復する効果が高いので積極的に洗い流さないトリートメントは使っていきましょう。
次にシャンプーの切り替えを行う理由なのですが、シャンプーの洗浄力が強いと髪や頭皮にダメージを与える原因となり、結果健康で元気な髪が生えずらくなってしまいます。
洗浄成分はやさしいアミノ酸系、毛穴つまりも考慮しできればノンシリコンのシャンプーを選ぶようにしましょう!
まとめ
枝毛を見つけたら、今行っているヘアケアが間違っているというサインです。自分の何がいけなかったのかを見直すチャンス!
まずは、出来てしまった枝毛は早めに3センチ上からカット、そして髪に栄養を与えてダメージを極力与えないようにすれば、次第に枝毛ができにくい元気な髪に変わっていきます。
今回ご紹介したことを参考に、美しく枝毛のない髪へと対策していきましょう!
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