うねりやハネなど、クセ毛は本当にやっかいですよね。
特に雨の日や梅雨の時期など湿度の高い日は最悪・・・。
せっかく丁寧にスタイリングしても湿気ですぐに崩れてしまい、長時間かけて作り上げたヘアスタイルが台無しになってしまうこともあるでしょう。
暑い夏には自分の汗でくせ毛が酷くなってしまうこともあると思います。
このように、くせ毛はとっても手がかかる問題児。
かといって、髪の毛が傷むから縮毛矯正をするのは避けたいという方に、自宅でできるくせ毛を抑える方法をご紹介します。
目次
自分のクセ毛は直るのか?まずは知っておこう!
ストレートヘアというイメージが強い日本人ですが、実は7割がなんらかのくせ毛という調査結果が出ています。
くせ毛には、先天的な原因と後天的な原因の2種類があります。
遺伝的なもの
くせ毛は優性遺伝。
親のどちらかがくせ毛である場合は7割、両親ともにくせ毛である場合は9割という高い確率で遺伝します。
遺伝を原因として毛髪内のタンパク質の構造や結合、あるい毛穴の方向が決まっているため、ヘアケアや食事の改善などではクセ毛を改善することはできません。
あまりに強いクセがある場合は、残念ながら縮毛矯正を行うか、そのくせを生かしたヘアスタイルを選ぶかの2択になります。
それほど強くないクセの場合は、普段のお手入れでも十分くせ毛を抑えることができるのでご安心ください。
後天的なもの
以前は直毛だったのに気が付けばくせ毛が増えていたと言う方は、普段の生活を見直す必要があります。
髪の毛にクセが生まれる原因として、体内のホルモンバランスの変化、強いストレス、毛穴の汚れや血行不良などのヘアケア不足、ヘアカラーやパーマのかけすぎ、老化、ダメージヘア等が考えられます。
これらによって、まっすぐな髪の毛が生え辛くなり、くせ毛が強くなってしまうのです。
以前はここまでくせ毛が酷くなかったという方は、自分の髪の毛のクセがなぜ起こっているのかの理由をまず見つけるようにしましょう。
そして、その原因を解消するように努めつつ、くせ毛を抑えるヘアケア方法を取り入れれば、次第にくせも気にならなくなります。
自宅でできるくせ毛の抑え方4つ!
それでは次にくせ毛の具体的な抑え方をご紹介していきましょう。
1:ドライヤーの掛け方を変える
洗髪後、とにかく髪の毛が乾けばよいと適当にドライヤーを掛けている場合、それがクセを助長している可能性があります。
髪の毛の流れるクセに従ってドライヤーを掛ければ、当然、そのクセがしっかり髪の毛に残ってしまいます。
髪の毛が一定方向に向いてしまうという場合は、その流れに逆らうようにドライヤーを使いましょう。
タオルドライした後に、ドライヤーの熱から髪の毛を守る働きのあるアウトバストリートメントやヘアオイルをなじませドライヤーを掛けます。
7割ほど乾いたら、冷風をあてて髪の毛表面を覆うキューティクルを引き締め、その後、ブラシを使ってくせを直すようにドライヤーで修正すればO.Kです。
2:睡眠中は髪の毛をまとめる
髪の毛の長い方は、洗髪後に乾かした髪をそのまままにして寝ないようにしましょう。
おさげにしておくと睡眠中に寝返りで枕や布団とこすれたり、頭の重さでクセがつくのを防ぐことができます。
その際、きつく縛るのではなく、ゆるくまとめるようにしてください。
3:霧吹きを活用
ショートやミディアムの方など、朝起きた時にくせ毛が復活していた場合は、霧吹きを使うのがオススメです。
髪の毛を全て濡らしてしまうと、忙しい朝に十分なスタイリングの時間を持つことが難しくなってしまいますし、半乾きの頭皮は悪臭の元にもなるので要注意。
霧吹きならば気になる部分だけ修正ができるのでとても便利です。
まず気になる部分で髪の毛を軽く湿らせた後、スタイリング剤やオイルをなじませ、クセを正すようにドライヤーで乾かします。
その後、冷風機能を使ってキューティクルを引き締めれば、ツヤのあるまっすぐな髪の毛になることでしょう。
4:保護&保湿する
雨の日や自分の汗など湿度が高くなることでうねりが出る理由は、髪の毛が水分を吸収するためです。
通常、髪の毛は12%~13%の水分を持っていますが、ダメージヘアは乾燥が進んでパサパサしているため、外部の水分をさらに吸収しやすくなっています。
それを防ぐために、キューティクルをしっかり整え、スカスカになった髪の毛に水分を与え、あらかじめ十分に潤いを保持した状態にしておくことが重要です。
シャンプーはキューティクルを剥がさないように洗浄力の穏やかなものを使い、トリートメントやオイルで栄養を補給させつつ、しっかりと外側をコーティングすることを続けましょう。
また、洗髪後はキューティクルが開いた状態。
髪の毛が乾いている時よりも、いっそうキューティクルがはがれやすく、髪の毛の内部の水分が抜けやすくなっているため、なるべく早く乾かすことが重要です。
当然、自然乾燥は厳禁。きちんとドライヤーを使って乾かしましょう。
タオルドライ後は熱対策のため洗い流さないトリートメントやヘアオイルを使います。
後はキューティクルの流れに沿って上から下の向きに風をあてるよう乾かせば、髪の毛は潤いを持ち・ツヤやしなやかさも復活しクセも出にくくなります。
また、日中にエアコンの風や強い日差しなどで髪の毛が乾いてきたなと感じたら、クセがあらわれる前にヘアオイルやヘアスプレーを使って早めに髪の毛の乾燥対策を行いましょう。
まとめ
くせ毛の原因は遺伝性のものもあれば、後天性のものもあります。
しかし、軽度のものなら自宅でのお手入れでくせ毛を抑えることは困難ではありません。
抑える方法もそれほど大変なものではないので、くせ毛にお悩みの方はまず今日から今回ご紹介した方法でくせ毛対策を行ってみてくださいね。
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