ストレートでサラサラの髪に憧れを抱く方は少なくありません。
しかし、実際は、うねったり、一方向に流れてしまうなどくせ毛に悩まされ、毎日のスタイリングに苦労している方も多いことでしょう。
ヘアアイロンでまっすぐ伸ばしたり、お手入れが面倒だからとストレートパーマをかけるのも一つの方法ですが、髪の毛にとってこれらの方法はあまり良いとは言えません。
そこでおすすめなのが、くせ毛改善に効果があると話題のホホバオイルを使ったお手入れ方法です。
今回はクセ毛の原因と、ホホバオイルの効果、そしてくせ毛を直す使い方についてご紹介します。
目次
くせ毛の原因
まずは、髪の毛がまっすぐにならないくせ毛の原因を見ていきましょう。
遺伝
本人の努力ではいかんともしがたいのが親からの遺伝でくせ毛となっている場合です。
残念ながらくせ毛は優性遺伝なので、両親ともにくせ毛の場合は約9割、どちらかがくせ毛の場合は約7割という高い確率で遺伝します。
毛根の歪み
また髪の毛が生えてくる毛根にも問題がある場合があります。
毛根が歪んでいると、髪の毛がまっすぐに生えてくることが出来ません。
そして歪んだ毛根から生えてきた髪の毛の断面は円形ではなく楕円形なので、髪の毛が作られる過程で最初からうねったくせ毛になってしまいます。
毛根の歪みは生まれつきであることも多いのですが、頭皮の汚れや毛穴のつまりでも毛根が歪んでしまうこともあります。
栄養不足・血行不良
過激なダイエットや乱れた食生活によって、健やかな髪の毛が育つために必要な栄養が届かず、髪の毛が弱ってうねり、くせ毛になることがあります。
また、ストレスや運動不足により血行不良である場合もくせ毛になりやすくなります。
間違ったヘアケア方法
毎日のシャンプーやトリートメントをしっかり洗い流さず、頭皮に残ることで毛穴づまりや頭皮の炎症が起こり、毛根が歪んで髪の毛がうねりくせ毛となる場合があります。
またキューティクルが剥がれ、髪の毛内部の栄養が流出し、髪の毛がところどころもろく弱くなることでうねりが発生します。
エイジングサイン
女性ホルモンのエストロゲンは美髪を作るためにとても重要な働きをします。
しかし、加齢により分泌が衰え、ホルモンバランスが崩れることで頭皮環境が悪化し、毛穴がたるみ、生えてくる毛がうねってくせ毛になります。
ホホバオイルがなぜくせ毛の改善に良いの?
そんなうねりやくせのある髪の毛を抑えるのに最適なオイルと言われている「ホホバオイル」の効果についてみていきましょう。
ホホバオイルの効能
ホホバオイルは、厳密にはオイルではなくワックスエステルというワックス成分です。
ワックスエステルは人の肌や髪にも含まれているのでどんな肌質の人にも合う上に、髪の毛や頭皮にもなじませやすくて使い心地も良く、仕上がりも軽いのが特徴です。
ホホバオイルには殺菌作用や抗炎症作用があります。
その作用によって、炎症や雑菌の繁殖や皮脂の過剰分泌などさまざまなトラブルの起きている頭皮環境を改善することが出来ます。
また、砂漠など過酷な環境で育つホホバオイルの持つ高い保湿作用が、乾燥した頭皮やキューティクルが開いた髪の毛をしっかりとカバーし、紫外線やドライヤーの熱、空気の乾燥などから髪の毛や頭皮を守ってくれます。
さらに、頭皮の新陳代謝を促し、皮脂分泌をコントロールする効果も加わり、うねりやクセの出た髪の毛の改善に非常に効果を発揮するのです。
ホホバオイルが効かないくせ毛
しかし、ホホバオイルがくせ毛を抑えると言っても万能ではありません。
日本人に多い波打つような波状毛や髪の毛のダメージ等が原因のくせ毛なら、ホホバオイルのケアでも十分にくせ毛を抑える効果が期待できます。
しかし、髪の毛がくるくるとねじれている捻転毛、一本の毛のなかに太い部分と細い部分がある連球毛、日本人には少ないのですが縮れた縮毛などのうねりの強い髪の毛には残念ながら効果は期待できないので、ストレートパーマをかけるなど他の対策をとるようにしましょう。
くせ毛を改善するホホバオイルの使い方
それでは実際にホホバオイルを使ったくせ毛を抑える方法をご紹介します。
ホホバオイルシャンプー・トリートメント
普段お使いのシャンプーやトリートメントにホホバオイルを混ぜて使う方法です。
頭皮も髪の毛もしっかり濡らした状態で、シャンプーを泡立て、ホホバオイルを数滴混ぜ合わせてさらに泡立ててから、泡で頭皮や髪の毛をほぐすように優しく洗います。
ホホバオイルが頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れを浮かせて取り除くと同時に、人の皮膚や髪に含まれるワックスエステルがダメージを受けた部分を修復し、滑らかでさらっとした状態に導いてくれます。
シャンプーをしっかり洗い流した後は、トリートメントにも同様にホホバオイルを混ぜ合わせ、傷んだ部分やうねりやクセ毛が気になる部分に重点的になじませてから丁寧に洗い流しましょう。
タオルドライ後のホホバオイルトリートメント
タオルドライをした後は、すぐにドライヤーを掛けてはいけません。
洗い上がりの髪の毛はキューティクルが開いた弱い状態。
ドライヤーを使う前に、ホホバオイルを数滴手の平にとってなじませた後、毛先を中心につけて、ドライヤーの熱対策をしてから乾かすようにしてください。
特にくせ毛が気になる部分は丁寧になじませること。
うねりが収まり、まっすぐな髪の毛に仕上がることでしょう。
週に一度のホホバオイルマッサージ
毛穴の汚れや老化などを原因としたクセ毛には、週一のホホバオイルマッサージがオススメです。
シャンプー前に丁寧にブラッシングをした後、ホホバオイルを数滴手の平に取り、髪の毛の生え際から頭頂部に掛けて揉みあげるようにマッサージしていきます。
この時、ゴリゴリと強くマッサージすると、頭皮を傷めるので優しく小刻みに行いましょう。
頭皮全体のマッサージが終わったら、ホットタオルで頭を覆い、30分~1時間放置します。
その後、いつもより念入りにシャンプーを行いましょう。
ホホバオイルマッサージにより、頭皮の毛穴づまりや老化による毛穴のたるみを改善し、うねりの少ないまっすぐな髪の毛が生えやすい毛穴や頭皮作りができます。
外出先でもホホバオイル
外出先で髪の毛のうねりやクセ毛が気になった時にもホホバオイルは役立ちます。
手の平に数滴取り、気になる部分にもみこむだけでくせ毛も解消されます。
おすすめのホホバオイルは?
ホホバオイルの種類は豊富で、ピンからキリまで販売されています。
安い物だと無印の精製されたオイルが有名ですが、これはホホバに含まれる栄養分が失われているのがデメリット。
一方高いホホバオイルはホホバに含まれるビタミンやミネラルなど、髪や頭皮にとってうれしい栄養がしっかり含まれているので、どうせ使うならグレードの高いホホバオイルを使ってみましょう!
まとめ
ホホバオイルは、うねりやクセの出やすい髪の毛の改善にとても役立つオイルです。
頭皮や髪の毛へのなじみが良く、使用感もさらっとしているので、オイル特有のべたつきが苦手な方も気軽に取り入れることが出来ることでしょう。
いつものヘアケアに取り入れてやっかいなくせ毛から卒業しましょう。
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