しなやかで美しくツヤのある髪の毛に近付ける方法として定番なのが、自然の力を凝縮したオイルを使う方法です。
さまざまなオイルが登場しオススメされていますが、万能なオイルとして特に人気が高いのが椿油とホホバオイルになります。
今回は椿油とホホバオイルのそれぞれの特長のご紹介とともに、どちらが髪の保湿におすすめなのかをご説明していきましょう。
目次
椿油とホホバオイル、どちらが髪の保湿に良い?
椿油もホホバオイルも髪に与えるメリットや効果はほぼ同じ
植物性油脂の椿油、植物性ワックスのホホバオイルは、それぞれ配合成分が異なりますが、どちらも「保湿」「頭皮の改善力」「紫外線カット力」に優れたおすすめのオイルであることに違いはありません。
また、主成分も椿油はオレイン酸トリグリセリド、ホホバオイルはワックスエステルと、どちらも皮脂に含まれ同じ構造を持つものなので、肌なじみも良く低刺激である点も変わりません。
香りや使用感の違い
しかし、香りに関していうと少し特徴のある椿油は好みが分かれることが多いようです。
そして髪の毛の仕上がりの点では、「椿油はしっとり重い」「ホホバオイルはさらっと軽い」と言う口コミが多く上がっています。
どちらを使ってもOK!あえて使い分けするなら
多少使用感が異なるため、髪の毛の乾燥が酷くパサつきやすい方は椿油、サラサラの軽い仕上がりをお好みの方はホホバオイル、というように使い分けると良いかもしれません。
ここから下の記事は、椿油とホホバオイルの特徴や注意点を少し詳しく書いています。
椿油の特徴や注意点
まずは世界三大オイルの一つといわれるほど歴史が古く知名度も高い椿オイルについてみていきましょう。
特長・性質
日本でもおなじみの椿から作られる椿油の特長・性質の中でも最も特筆すべきは、脂肪酸のオレイン酸の含有量が85%と、植物の中ではトップの含有量を誇る点です。
これは、オレイン酸が豊富と言われているオリーブオイルよりも多いという驚きの含有量!
このオレイン酸は人間の肌にも含まれている成分なので、肌などへの浸透性が高く、栄養をスムーズに頭皮や髪に浸透させることが出来、新陳代謝を活発化させる働きもあります。
また、もともと肌にある成分なので使った際に拒否反応をおこすおそれも少ないため、お肌が敏感な方も安心してご使用になれます。
さらに、椿油にはサポニンという殺菌効果のある成分も含まれています。
頭皮環境が悪化すると健やかな髪の毛を作り育てていくことが困難となるため、椿油をヘアケアに用いることで、頭皮の雑菌の繁殖を抑え、頭皮環境を良好に保つことが出来ます。
そして、皮脂に最も近い植物性オイルの椿油を頭皮が乾燥気味の方が使えば、頭皮の皮脂不足を補い、高い保湿効果によってカサカサ頭皮の乾燥状態を改善し、フケの解消等にも高い効果を発揮します。
逆に皮脂の多いオイリーな頭皮には、余分な皮脂を溶かして皮脂バランスを整えて皮脂の過剰分泌を抑えるなど頭皮の皮脂コントロールにも最適です。
また、ビタミンEが豊富で酸化しにくく、紫外線をカットする効果も高い点も見逃せません。
注意点
椿油はオレイン酸の含有量が高いため、粘性があり、少し独特の香りもあります。
高い粘性によってしっかりと長時間にわたって髪の毛の保湿ができますが、量を間違えるとべたつくので髪の毛の重い仕上がりが苦手な方には不向きです。
また万人受けする香りではないため、好みでない場合は少し気になるかもしれません。
ホホバオイルの特徴や注意点
次に「砂漠からの黄金の液体」と呼ばれ重用されてきたホホバオイルについてみていきましょう。
特長・性質
ホホバオイルは、ツゲ科の多年草ホホバの種子から抽出される天然のオイルです。
厳密にはオイルではなく、高い保湿・バリア効果のあるワックスエステルという人の皮脂と同じ成分構造をしたワックスを主成分(50~60%)としています。
植物性オイルの中で最もワックスエステルを多く含んでいるのがこのホホバオイルです。
過酷な砂漠で育つホホバから作られるだけあって、ホホバオイルは熱に強いだけでなく、馬油やシアバターよりも多くの不飽和脂肪酸を含んで酸化に強い点も大きな特長。
ホホバオイルは、椿油と同様に高い保湿効果がある上に、抗バクテリア作用・抗真菌性作用のほかに、強力な抗炎症作用があるので吹き出物や肌荒れなどのトラブルを起こしている頭皮にも安心して使用できます。
またエモリエント作用のある脂肪酸も豊富に含まれており、皮膚の角質化や乾燥を防ぐビタミンA、血流を促すビタミンE、新陳代謝を活発化させるビタミンDなど、頭皮にうれしい成分も豊富です。
さらに天然トコフェロールなどの高い抗酸化力のある成分を含み、頭皮のエイジングケアにもぴったり。
人工心臓の潤滑油としても使われるホホバオイルの安全性は非常に高く、どんな肌質の方でも安心して使える点も見逃せない大きな特長です。
使い心地も軽く、さらさらとしているため、オイル特有のべたつきや粘りが気になる方も気軽に髪に使えます。
注意点
ホホバオイル自体にデメリットは特に挙げられません。
強いて言えば、加熱処理したものや精製されたホホバオイルは重要な成分が破壊・除去され品質が劣るため、選ばないようにするようにしましょう。
まとめ
どちらも髪の毛や頭皮にうれしい効果を発揮する椿油とホホバオイル。
保湿効果やそれ以外の効果から考えると2つのオイルに遜色はありませんので、基本、どちらを使っても美髪ケアは十分にできますよ。
お好きな方を選らび使ってみてくださいね!
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